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スタッフ日記

新型コロナワクチンで肉眼的血尿

IgA腎症の方が新型コロナワクチンを打つと、肉眼的血尿(見た目で赤い尿)が出ることがあります。私のIgA腎症患者さんには伝えていましたが、最近、このキーワードでの検索が目立つので、日本腎臓学会から出された最新情報を記しておきます。

簡単にまとめると、若年女性に多い傾向、2回目接種後の出現が約7割で、1週間以内の持続が約8割だった。肉眼的血尿の24名中14名に37.5℃の発熱の副反応が確認されていた。既にIgA腎症と診断のついていた方は7割で、3割は未診断の方であった。つまり、まだIgA腎症と診断されていない方でもワクチンを打って、血尿が出ればIgA腎症が潜在している可能性があるということです。大部分は一過性で改善しており、深刻な腎機能障害に至っていないと報告されています。詳細な結果は以下をご参考になってください。

このようなリスクはありますが、高い有効性と新型コロナ情勢を考えるとぜひ打って頂きたいと思います。

「COVID-19ワクチン接種と肉眼的血尿出現の関連性に関する調査研究」アンケート調査結果のご報告-医療従事者のみなさまへ-一般社団法人 日本腎臓学会|Japanese Society of Nephrology (jsn.or.jp)



院長の取材記事が週刊文春に掲載予定(8/5発売予定)

先日、週刊文春に掲載される記事に関して院長が取材を受けました。「週刊文春」8月12・19日夏休み合併号(8月5日木曜発売)「認知症予防には『腎臓を守れ』」(仮題)とした、認知症と慢性腎臓病(CKD)の関係をテーマにした記事のようです。ご興味のある方はぜひご覧ください。



新型コロナワクチン接種の感想

こんにちは、色々と多忙な日々で日記を書くのをすっかりと忘れていました。昨日、新型コロナワクチンをお昼過ぎに二回目接種を受けて、今朝から38.3度の発熱、倦怠感、全身筋肉痛が出ました。やっと夕方になり解放されたところです。患者さんには正常免疫なので心配いりませんと言いながら、結構しんどいものだなあ、頻繁に体温を測って家内に笑われていました。先程、やっと36.3度の平熱になり、自分の体に戻った感じです。

世の中、新型コロナワクチンの話題でもちきり、私も診療中の半分くらい、患者さんとワクチンの話をしています。皆さんにスムーズにワクチンを届けられるように、ふゆこ先生も不眠不休で考えてくれ、スタッフも通常の業務の後に疲れた体に鞭を打って頑張ってくれています。5月中旬から当院でも高齢者接種が始まりスムーズに進んでいます。皆さんが予約をきちんと守って頂くことでキャンセルもなく、今のところ順調です。

当院でのワクチン接種は定期通院患者さんの接種を優先するため世間には非公表です。65歳以上の定期通院患者さんが大変多いため、年齢だけでなく、持病の重症度を勘案して順番に予約を取っています。一日でも早くワクチンを予約したい、大半の方は分別をもって、はやる気持ちを抑えて話を聴いて頂けます。ところが、思いが強すぎて予約が遅くなることに怒りをぶつけて帰られる方もおられます。仕方がないと思いつつも、疲れが倍増する瞬間です。こういう時、人間の品が出ると私は思います。これまで待ったのだから、先生に任せるよ、そういって頂けると本当に助かります。待って頂ければ必ず打ちます。何かあった時に来られる方で、定期通院されていない方には大変気の毒ですが、集団接種に回って頂くことをお勧めしています。7月末までには高齢者接種が終わらせるという国からの一方的な通達を冷静に受け止め、自分自身の品を保ちながら過ごす日々です。(院長)

 



世界腎臓デー3/11

3/11は、東北震災から10年目になる日でもありますが、毎年3月の第二木曜日、そう世界腎臓デーです。

「あなたの腎臓、大丈夫?」を合言葉に全世界に繰り広げられているキャンペーンの日です。

コロナ禍ながら京都府や京都市、宇治市、京大病院腎臓内科で日本腎臓病協会から送付されたロールアップバナーや啓発パネルを利用してささやかなCKD啓発をされていますのでお知らせします。このような写真を見ると本当に勇気が湧きます!

 皆様からできるだけ多くの方に、今日は「世界腎臓デーです!あなたの腎臓を大事にしてくださいね!」とお声掛けください。私もできるだけ多くの方に伝え、帰ったら自分の家族や友人にも伝えてもらうようにお願いしようと思います!



新型コロナウイルスワクチン

いよいよ、4月より新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)のワクチン接種が始まります。当院でも接種できるように現在、検討中ですこのワクチンは、65歳以上の方から、優先的に接種を受けることができます。皆さんの接種前に、院長はじめ当院の医師やスタッフが接種し、安心して多くの方にワクチンを受けていただけるようにします。多くの方(コロナの場合最低6割)がワクチンを接種して、初めて集団免疫が得られ感染拡大を抑制することができます。特に、重症化しやすい高齢者が一人でも多くワクチンを接種することで、入院患者数や重症者数を減らすことができます。外来中に、「私はこんなに持病があるのに、ワクチン打っていいの?」という質問をよく受けます。持病があるからこそ、ワクチンが必要なのです。持病があることでワクチンの副反応リスクは上がりません。コロナに感染して重症化したり死亡したりするリスクは、持病や肥満、高齢であることで格段に上がります。高齢だからこそ、持病があるからこそ、よりワクチンを打つメリットが大きいのです。

 世界ではすでに数億人に接種済みで、国民の2割以上が2回の接種を済ませたイスラエルからは、ファイザー社のワクチンの発症予防効果および重症化予防効果はいずれも9割以上と報告されています。このコロナワクチンで後遺症が残るような副反応は今のところ報告されておらず、100万人に10名程度のアナフィラキシーショックと、腫れや痛みなど他のワクチンでも生じる反応ばかりです。過去にアナフィラキシーショックを起こした経験がある方や極端に体力がなくなっている方(寝たきりや入院中の方)などを除き、ほとんどの高齢者にとっては、接種を躊躇しなければならない理由はないだろうと思っています。第3波の際、病院へ救急搬送しなければならない患者さんがおられたとき、搬送先の医療機関が見つからず、7つ目の医療機関でやっと受け入れていただけたことがありました。交通事故や脳梗塞、心筋梗塞などコロナとは関係のない疾患でも、受け入れてもらえる病院を探しているうちに手遅れになる可能性も大いにあります。第4波や第5波を何としても防がねばなりません。ワクチンで感染リスクをゼロにはできませんが、発症リスクも重症化リスクも9割減らすことができます。周囲にはまだコロナの感染者が存在する可能性がある以上、以前のような、自由に会食したりマスクのない生活にすぐに戻れるわけではありませんが、たとえマスクは外せなくても、これまでより安心して外出できるようになると思いませんか? コロナが怖くて家に引きこもり、足腰が極端に弱っている方が増えています。ワクチンを接種し、一日も早く、以前行っていた散歩や運動を再開し、衰えた足腰を回復しましょう。糖尿病などの慢性疾患は改善し、睡眠状態や食欲も良好になるはずです。ワクチンについて疑問や不安のある方は、是非医師や看護師にお尋ねください(文裕子先生、Hatta medical news vol43より抜粋)