沖縄講演3/10
3月の第二木曜日は世界腎臓デー(World kidney day:WKD)でそれに合わせて沖縄の那覇市で腎臓病の講演会があり、特別講演をさせて頂きました。テーマは私が推進してきた腎臓病の検査教育入院です。沖縄で初めて教育入院を導入するという那覇市立病院の応援に行った形でした。多くの方にご参加頂き、尊敬する前琉球大学教授の井関先生にもお会い出来ました。
沖縄県は長寿県として知られてきましたが、食べ物の欧米化が進み、肥満、糖尿病率が高くなり、残念なことに現在では長寿県を他に譲っています。そういえば沖縄に出張に行った人からも普通の定食の量が本土と比べて多い気がする、食べ放題の店も多いように思うなどの声を聴いたことがあります。糖尿病から透析になる方が急増している現実に、那覇市が病院や地域の先生を巻き込んで熱心に啓発活動をされ、講演会にも那覇市保健所のスタッフが大勢おいでになっていました。
チャンプルーという野菜を使った先人の食文化を導入することで健康を取り戻したという琉球大学の等々力英美先生のチャンプルー研究にあるように今一度、食文化を見直して再び長寿県を目指してほしいものです。
沖縄で初めて導入される腎臓病の検査教育入院がどこまで現場に浸透し、地域の先生方の信頼を得られるかは、一人でも透析になる方を減らしたい、チーム一丸となっての想いにかかっているでしょう。私も引き続き、見守っていきたいと思います。
3月11日は私の誕生日、今日は宇治市で高血圧の講演をしてきます。何よりの誕生日プレゼントです(笑)。