年頭所感 2023年

新年、あけましておめでとうございます。

 新型コロナ患者さんを多数診察し、コロナ後遺症で苦しむ患者さんの話を伺っていると、現在の経済活動や海外旅行などが元に戻りつつある状況には、複雑な思いがあります。しかし、こうやってコロナに皆で免疫を作っていくしか、打開策はないのでしょう。今年前半は、引き続き、5回目の新型コロナワクチン接種と猛威を振るうインフルエンザ+COVID19診療に明け暮れる日々になるでしょうか。

 さて、2022年の「今年の漢字」は「戦」でした。ロシアのウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにした一年であり、円安・物価高による生活面での「戦」い、スポーツでの熱「戦」・挑「戦」も注目されたことが、総じて応募者の選定理由だそうです。八田内科医院としても、ワクチンや発熱外来など、文字通り『戦』でした。様々な対応が迫られる中、職員一丸となって乗り切った感があります。理事長として甘い裁定かもしれませんが、八田内科医院に戦の勝利をあげたいと思います。不十分であった、改善すべき点については、日々のヒアリハット報告などを通じて自浄作用もしっかりできたのではないかと思います。

 年末には、受付のIT化を実施しました。一つは、WEB問診システムの導入です。特に発熱外来や初診の患者さんには、受診の効率化に繋がるものと期待しています。また音声ガイダンスも導入しました。受付業務ができないぐらい、ひっきりなしに鳴る電話に対応したものです。本当に受付が対応しないといけない電話を振り分けます。導入に際して、スタッフからも様々な意見がありましたが、チャンレンジしてみました。

 八田内科医院も今年は、院長が継承してから10年目の節目の年を迎えます。まだ終わっていないコロナ禍、今年はどのような展開になるのか予想がつきませんが、5回目のワクチンを皆様に提供しつつ、今、医院にできる最善の事を常に考え行動していこうと思っています。八田内科医院スタッフ一同、今年も「すべては患者さんのために」を合言葉に躍進していきます。

 今年がどうぞ皆様にとって健康で素晴らしい年になることを祈念しております。     

                  2023年 元旦 医療法人八田内科医院 理事長/院長 八田 告