
私が理事を務める京都腎臓病総合対策推進協議会と京都生協のコラボ勉強会が開催されます。生協会員以外、他府県の方でもどうぞお越しくださいとのことです。事前申し込みは不要で、先着順150名までのようです。ご参加頂ける方は少し早めに行かれた方が良いかもしれません。秋の京都で減塩ではなく、適塩について語りたいと思います。どうごご期待ください。

今年5月26日に京都府医師会館で私が講演した内容が冊子になりました。当日は200名近い患者さんがおいでになり、混雑を避けるため一部お断りになられた患者さんもおられたと聞いて胸を痛めました。当日参加したが復習したい、また当日参加できなかったので勉強したいという方のために作られた冊子です。院内にもお持ち帰り用に置いていますが、下記URLからも電子媒体でダウンロードできます。患者さんのみならず、腎臓病重症化に関わるスタッフの皆様にもご活用頂ければと思い、当院HPでも公開させて頂きました。京都から一人でも透析になる方が減れば幸いです!
京都府医師会HP 健康づくり情報 http://www.kyoto.med.or.jp/health/index.shtml

去る10月14日に京都府医師会館(二条駅前)で糖尿病重症化予防ステップアップ研修会が開催されました。参加人数約200名、これだけ医療者が集まれば壮観です。広い会場の端から端まで人で埋まっていました。少し天井が高い会場なので酸欠にはならなかったものの、朝から晩まで缶詰でした。講師は糖尿病、腎臓専門医、薬剤師、栄養士、行政の方々と盛り沢山でいずれもこの道のスペシャリストの方達でした。次の日から使える知識や実践方法を教えてくださいました。私は、以前よりこの糖尿病(腎症)重症化予防に腎臓専門医として加わっており、今回の研修会ではグループワークを企画担当しました。初対面の人達がいきなりグループワークをすることに多少抵抗があったと思いますが、10分もすれば皆さん打ち解けて熱心に議論されていました。今回は、前期高齢者の長距離トラック運転手で高倉健が好きな昔かたぎな患者さんです。蛋白尿が出て腎臓が悪くなってきて低血糖なども起こり始めた非常に問題点の多い方について症例提示しました。最終的には皆さん、多くの意見を出して頂きこの方の透析への道を防いで頂いたように思います。次回の研修会は12月2日に宮津で開催します。同じ京都ですが、随分遠いので前泊になります。講師陣との前夜飲み会も企画されているようで冬の京都北部の御料理を楽しみに頑張ってきたいと思います(院長)