大館市講演 初の秋田、青森訪問 「からい」の意味
今週末、生まれて初めて秋田、青森を訪問し、大館市という秋田県の北部で講演をしてきました。糖尿病で透析になる人を少しでも減らしたいという大館市立総合病院の糖尿病専門医の池島進先生という先生の要請があり、行ってきました。会場には大勢のスタッフの方やかかりつけ医の先生がおられ熱心に聴いて頂きました。大館市は秋田県の北部にあるため、秋田空港ではなく青森空港まで行って南へ下るルートでした。4月中旬というのに、山肌には何とまだ雪が残っており、気温5度、やはり東北は一味違いますね。懇親会では、沢山の海の幸や名物きりたんぽを頂き有り難かったです。
一つ、大きな勘違いがありました。青森空港にねぶた漬けの看板があって、塩分が多いだろうなと思っていました。往路の運転手さんに青森のねぶた漬けは「からいですか?」と聞いたところ、いいえ、からくないですよ。数の子が一杯入っていて、何杯でもご飯が食べられますと。えっ、からいやん、やはり東北の方の塩分に対する感覚が違うなと思いました。しかし後から地元の方に聞くと、こちらでは塩辛いことを「しょっぱい」、「しょっぺい」と言うそうです。私の言う「からい」は関西でいうと塩辛いという意味でとることが多いと思いますが、こちらでは「からい」はスパイスが効いた辛いだったのです。日本は本当に縦長の国で、地方によって言葉の解釈が違うことを勉強した、よい講演旅行でした。