お知らせ
第1回八田内科医院 腎臓病教室開催記録
2024.10.28
10/26に第1回腎臓病教室を開催しました。申込者多数により、二部開催となりました。当日は雨に降られることなく、二部とも満員御礼でした。一部はハイブリッド開催でしたが、画面共有や音声トラブルがありご迷惑をかけましたが、無事に終了しました。ご参加下さった皆様、有難うございました!
院長の司会の元、来年4月から八田内科医院に赴任が決まっている近江八幡市立総合医療センター腎臓センター長の門 浩志先生からは、腎臓をブロコッリーに例えてその役割について分かりやすく解説された後、腎機能とは?や腎機能を悪化させないための方法について説明がありました。
その後、京都で活躍している桃仁会病院の管理栄養士の荒木久美子さんからは、慢性腎臓病(CKD)に適切な塩分(適塩)が重要であること、その調整の仕方について牛丼定食を例に挙げて具体的な説明がありました。食べてはいけないものはない、逆にこれを食べたら腎臓が治るものはない、バランスが大事だということも教わりました。
最後は、京都大学医学部附属病院の病棟看護師で、慢性疾患看護専門看護師の中で慢性腎臓病を専門とする小江奈美子さんから、日常生活に密着した禁煙、口腔ケア、感染予防、ワクチン、排便管理についてのアドバイスがありました。飲水、アルコール、体重管理、運動については、次回以降の勉強会で説明予定とされました。ちょっと(C)した行動(K)が大事(D)なCKDとまとめられました。
今回はご参加頂いた皆様全員に腎臓病の食事をサポートするお土産を持って帰って頂きました。その説明は京都南病院の管理栄養士でご活躍の中西和呼さんにして頂きました。
八田内科医院は、創業以来55年間、地域に密着した総合診療を展開してきました。勿論、それはこれまで通り維持していきますが、一方で腎臓病患者さんが毎日のように遠方からも大勢いらっしゃいます。そういう方達のご期待に添えるべく、来年4月以降、八田内科医院は、透析予防チームを立ち上げます。院長と同じく腎臓専門医である門 浩志先生を迎え、専任の看護師、管理栄養士とチームを組み、一人でも透析予防、そして腎臓病と上手に付き合っていく方法をひとりひとりの腎臓病患者さんと一緒に取り組んでいく予定です。院長と門先生が日本の慢性腎臓病教育入院を牽引してきた経験を活かし、入院せずに外来で実施できる腎臓病教育プログラムを実現する予定です。漏れがなく、悔いがないような治療、療養方法の提案、そしてテイラーメイドのきめ細かいこころのケアを一人一人の腎臓病患者さんに届けたい、そういう熱い想いを実現させます!皆様の期待に応えるべく、八田内科医院は更に進化していきます。引き続き、皆様のご協力をよろしくお願いします。