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親の「腎臓が悪い」にどう向き合う?左京区で相談できる腎臓病・透析予防
2026.07.17
離れて暮らす、あるいは同居しているご両親から「健診で腎臓が悪いと⾔われた」と聞いたとき、何をすればよいのか分からず⼾惑う⽅は少なくありません。本⼈以上に⼼配になってしまうものの、具体的に何をサポートすればよいのか、どこまで踏み込んでよいのか、判断に迷うこともあるでしょう。腎臓病は⾃覚症状が出にくいため、本⼈が「⼤丈夫」と⾔っていても、実際にはどの程度の状態なのか、家族には⾒えにくいという事情もあります。
この記事では、左京区で腎臓病診療にあたる専⾨医の⽴場から、ご家族が親の腎臓病とどう向き合い、何をサポートできるのかについてお伝えします。
この記事でお伝えしたいこと
- ・経過観察という⾔葉は、何もしなくてよいという意味ではありません
- ・家族としてサポートできることは、通院 ‧ ⾷事 ‧ 数値の⾒守りの3つに整理できます
- ・本⼈が受診に消極的な場合、家族だけの相談から始める⽅法もあります
腎臓病は原因や本⼈の⽣活習慣によって進み⽅が⼤きく異なります。
同じ「腎機能低下」という指摘でも、その後の経過は⼈それぞれです。加齢にともなう緩やかな変化なのか、糖尿病や⾼⾎圧が背景にあるものなのかによっても、必要な対応は変わってきます。まずは、今の状態がどの段階にあるのかを正確に把握することが、家族としてできる最初の⼀歩になります。
・「経過観察」は放置してよいという意味ではない
健診や診察で「経過観察」と⾔われると、当⾯は何もしなくてよいと受け取ってしまいがちです。しかし経過観察とは、今後の変化を定期的に確認しながら、必要なタイミングで対応するという意味であり、⽣活習慣を⾒直す必要がなくなったわけではありません。ご本⼈が「⼤丈夫と⾔われた」と安⼼しきってしまっている場合、家族から改めて確認してみることをおすすめします。特に⾼齢の親御さんの場合、説明を受けた内容を正確に覚えていないことも珍しくありません。次回受診の時期、確認すべき検査項⽬、⽣活⾯で気をつけることを聞いておくと、家族もサポートしやすくなります。
家族としてサポートできる3つのこと
・通院・服薬管理のサポート
⾼齢の親御さんの場合、通院の予定や服薬管理が本⼈任せになり、いつの間にか受診の間隔が空いてしまうことがあります。次回の受診⽇を⼀緒に確認する、通院に付き添う、お薬⼿帳を⼀緒に整理するといったサポートだけでも、継続的な管理につながります。特に、症状が出ていない時期ほど「もう⾏かなくてもいいのでは」と本⼈が⾃⼰判断してしまいやすいため、周囲からの声かけが受診の継続を⽀える⼒になります。
・⾷事療法に家族で取り組む
腎臓病の⾷事療法は、本⼈だけが特別なメニューを⾷べるより、家族で⼀緒に塩分控えめの
⾷事に取り組むほうが、無理なく続けられることが多くあります。誰か⼀⼈だけが我慢する形になると⻑続きしにくいため、家庭の⾷卓全体で味付けを⾒直していただくことをおすすめしています。外⾷や惣菜が多い場合は、選ぶメニューを⼀緒に⼯夫するだけでも変化につながります。ただし、タンパク質、カリウム、⽔分などをどの程度調整するかは、腎機能、⾎液検査の結果、年齢、⾷事量、持病によって異なります。家族の判断で極端な制限を始めるのではなく、医師や管理栄養⼠に確認しながら、無理なく続けられる⽅法を考えることが⼤切です。
・数値の変化を⼀緒に確認する
健診結果や診察の内容を、本⼈だけでなく家族も⼀緒に確認できると、変化に早く気づきやすくなります。数値の意味が分からない場合は、次の受診に同席し、医師に直接質問していただくのも⼀つの⽅法です。数値の推移を家族で共有しておくことで、次にどのタイミングで受診を勧めるべきかの⽬安にもなります。
こんな様⼦が⾒られたら、受診を勧めてください
久しぶりに会ったときに顔や⾜がむくんでいる、息切れしやすくなった、⾷事量が減った、以前より疲れやすい、夜間のトイレが増えた、尿が泡⽴つ ‧ ⾊が濃い、⾎圧が⾼い⽇が続いている
⸺こうした変化がある場合は、「年のせい」と決めつけず、早めに受診を勧めましょう。これらの症状がすべて腎臓病によるものとは限りませんが、変化が続く場合は⼀度相談することが⼤切です。 本⼈が気づきにくい変化に、離れて⾒ている家族のほうが気づけることも少なくありません。久しぶりに会った際に顔や⾜のむくみが気になった、といった⼩さなサインでも構いませんので、気になる様⼦があれば次回の受診を待たずに相談することをおすすめします。
本人がなかなか話を聴いてくれないときは
「病院に⾏こうよ」と伝えても、本⼈が「⼤丈夫」の⼀点張りで話が進まない、というご相談もよくいただきます。⼼配のあまり強く⾔えば⾔うほど、本⼈は責められているように感じて話を避けてしまうこともあります。「怒られたくない」「悪い結果を聞くのが怖い」という気持ちが、受診をためらわせている場合も少なくありません。
そうした場合は、腎臓の話だけを切り出すのではなく、健診結果全体を⼀緒に⾒る、次の健診に付き添う約束をする、といった形で、少しずつ関わりを増やしていく⽅法もあります。本⼈を問い詰める形にならないよう、家族⾃⾝が先に医療機関へ相談し、伝え⽅について助⾔を受けるという選択肢もあります。
透析治療について、家族が知っておきたいこと
「腎臓が悪い」という⾔葉から、いずれ透析になるのではと不安になるご家族も多くいらっ しゃいます。透析には、医療機関に通って⾏う⾎液透析と、⾃宅で⾏う腹膜透析の2種類があります。⾎液透析は週3回、1回あたり4時間程度が⼀般的な⽬安で、腹膜透析は通院頻度を抑えながら⾃宅で⾏える⽅法です。どちらが向いているかは、⽣活スタイルや腎臓の状態、ご家族のサポート体制によっても異なり、実際に必要になった際に担当医と相談しながら決めていくことになります。
また、透析治療には⾼額療養費制度をはじめとした医療費の負担を軽減する公的な制度が⽤意されています。制度の詳細は個々の状況によって異なりますので、実際に必要になった段階で、医療機関の窓⼝やケースワーカーに確認していただくのが確実です。今の段階でこうした制度の存 在を知っておくだけでも、いざというときの安⼼材料になります。
親と⼀緒に相談しやすい、左京区の腎臓病診療
⼋⽥内科医院では、腎臓を専⾨とする医師2名と、腎臓病療養指導⼠の資格を持つ看護師が診療にあたっており、ご本⼈だけでなくご家族からのご質問にもお答えしています。ご本⼈の同意が ある場合は、ご家族が診察に同席し、検査結果や今後の⽅針を⼀緒に確認することができます。 ご家族だけでご相談される場合は、患者さん個⼈の診断や治療⽅針を断定的にお伝えすることは できませんが、腎臓病の⼀般的な⾒⽅、受診を勧めるタイミング、声のかけ⽅などについてご相 談いただける場合があります。詳しくは事前にお問い合わせください。
よくある質問
Q. 本⼈が受診を嫌がる場合はどうすればよいですか?
「悪いところを指摘されるのが怖い」という理由で受診を避ける⽅も少なくありません。まずはご家族だけで⼀度ご相談いただき、本⼈への伝え⽅を⼀緒に考えることもできます。
Q. 遠⽅に住んでいる親のサポートは難しいのですが、どうすればよいですか?
電話で通院状況を確認する、帰省時に受診に同⾏するなど、できる範囲での関わり⽅で構いません。次回受診の予定を家族の誰かが把握しておくだけでも、変化への対応が早くなります。
Q. 家族の受診同席は可能ですか
可能です。ご本⼈の同意のもと、診察にご同席いただくことも、ご家族のみでのご相談も承っております。
Q. 親がすでに他院に通院している場合でも相談できますか?
現在ほかの医療機関に通院中の⽅でも、健診結果や腎機能の変化について相談したい場合は、まずはお問い合わせください。正式なセカンドオピニオンとしてのご相談を希望される場合は、紹介状や検査資料、費⽤、本⼈同意などが必要になることがありますので、事前にご確認ください。今の治療⽅針について改めて確認したい、という⽬的でのご利⽤も歓迎しています。
Q. どれくらいの頻度で様⼦を確認すればよいですか?
決まった正解はありませんが、次の受診予定を家族の誰かが把握しておき、受診の前後で様⼦を聞く、というリズムを作ると続けやすくなります。同居されていない場合は、帰省や電話のタイミングに合わせて確認するだけでも⼗分です。
ご予約 ‧ お問い合わせ
健診結果で腎機能低下や尿タンパクを指摘された⽅は、結果票、お薬⼿帳、過去の検査結果があればお持ちください。これまでの数値の変化を確認することで、今の状態や今後の⾒通しをより具体的に考えやすくなります。⼋⽥内科医院では、腎臓専⾨医と腎臓病チームが連携し、腎機能の経過確認、⽣活習慣の⾒直し、必要に応じた栄養相談まで継続的にサポートしています。ご予約はWebまたはお電話にて承っております。













