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医療法人 八田内科医院

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スタッフ日記

月別 アーカイブ: 2018年2月

白銀の世界

院長です。2月中旬の連休に北海道ルスツにスキーへ行ってきました。学生時代、大山でスキーにはまってから続けています。年に一回程度しか行けないなら、思い残すことなく最高の雪を滑りたい、そんな想いで見つけたのがこのスキー場です。ルスツは北海道の中でも一番の滑走距離、輸送能力(リフト待ちなし)です。最低気温零下12度、最高気温零下10度のいう極寒でしたが雪はパウダースノーでした。踏みしめると、キュッキュッという音が鳴ります。約2kmのコースをノンストップで滑ると、息が上がりますが、気分は最高です!あいにくほとんど雪が降っており、晴れることのないお天気でしたが、時折、太陽が出るときもあり、慌てて写真に収めました。皆さんの素敵なスキー場や思い出、また教えてください(院長)

腎臓病のたんぱく質摂取について講演してきました

2月18日に日本慢性疾患重症化予防学会から講演を依頼され、腎臓病(特に糖尿病性腎症)におけるタンパク質制限について講演してきました。腎臓病の方は、過度にタンパク質を摂ってはいけないという過去の研究結果があり、栄養指導などでは減塩に続いてタンパク質摂取量についての指導が入ります。タンパク質を過度にとると尿をろ過する糸球体の血流量が増えたり、タンパク質の燃えカスである窒素が尿を運ぶ管を痛めるとされています。しかし、タンパク質を減らしすぎると筋肉量が減ってやせて体力がなくなる、感染症にかかりやすくなり逆効果です。近江八幡での研究結果からも減塩するとタンパク質摂取量も自然に減ります。実際に食べているタンパク質量を尿から調べてみると、腎臓病で通院している患者さんの中には、過度にタンパク質を減らしすぎている方が多いのです。タンパク質摂取の学会基準としては、腎機能が悪い方で0.6-0.8g/kg/日、少し悪い方で0.8-1.0g/kg/日が推奨されていますが、それは厚生労働省が出している健康維持のためのタンパク質摂取量と変わらないのです。つまり日本人のタンパク質摂取量はさほど多くないのが現状で、若い方は別として我々が見ている中年以上の方のタンパク質を減らしなさいという指導はあまり適切ではない。「むしろ適切な量のタンパク質をきちんと摂りましょう」というべきであると私を含めて三人の腎臓専門医の共通の意見でした。 タンパク質の中でも植物性タンパク質、特に大豆(納豆や豆腐など)がよい。動物性タンパク質は魚が良くて、赤身の動物肉は避けるほうがよいという意見でした(滋賀医大の研究者)。私も同感です。 最近、高齢者でも痩せてくる、体重が落ちた。歩くスピードが落ちたなどの声をよく聞きます。そういう状態をフレイルといいますが、フレイル予防には適切なタンパク質摂取と筋トレが必要です。腎臓病の方もそうでない方もぜひ適切な食事療法と運動療法を実践しましょう。